時間をかけてプレスリリースを出したのに、どこにも取り上げられない。一方で、同じような規模の会社のリリースが記事になっている。その差は、運ではなく、書き方にあります。
こんにちは。ソレダ!開発者の林直広です。この記事では、記者の目に留まり、取り上げられるプレスリリースのコツを紹介します。なお、プレスリリースは事実に基づくものです。注目を集めたいあまり誇張すると、かえって信用を損ねるため、事実で勝つという前提で読んでください。
なぜあなたのプレスリリースは取り上げられないのか
取り上げられない理由は、たいてい共通しています。
記者は毎日大量のリリースを受け取っている
記者のもとには、毎日たくさんのプレスリリースが届きます。その中から記事にするものを選ぶので、ぱっと見て価値が伝わらないリリースは、最初の数行で読み飛ばされてしまいます。
自社目線で「ニュース」になっていない
「新商品を出しました」という自社目線の発表は、記者にとってはニュースになりません。記者が見ているのは、その先にいる読者です。「この情報は読者にとって価値があるか」という視点が抜けていると、どんなに力を入れても響きません。自社にとっての一大事と、世の中にとってのニュースは、必ずしも一致しないのです。この差に気づくだけで、書き方は大きく変わります。
取り上げられるプレスリリースのコツ
記者に届くリリースには、共通する押さえどころがあります。
記者目線で「読者にとってのニュース」にする
発表を、読者にとっての価値に翻訳します。「新サービスを始めた」ではなく、「これまで手間だった○○が、これで楽になる」というように、読者の生活や仕事がどう変わるかを示します。主語を自社から読者に移すのが第一歩です。
タイトルと冒頭で要点を伝える
記者は最初の数行で読むかどうかを判断します。タイトルと冒頭のリード文で、「何が」「どう新しいのか」を具体的に伝えてください。もったいぶらず、要点を先に出すことが大切です。長い前置きや会社の歴史から始めると、本題にたどり着く前に読み飛ばされます。結論から書く、というニュースの基本を意識するだけで、伝わり方が変わります。
客観的な事実・数字で裏づける
主張は、客観的な事実や数字で裏づけます。ここで注意したいのが、「業界初」「No.1」「最高」といった優位性を示す表現です。これらを使うには客観的な根拠が必要で、さらに「当社調べ」「○○エリアで」「2026年6月時点」のように、調査の範囲や時点を正直に明示します。範囲を伏せて全体一位のように見せると、根拠があっても優良誤認や有利誤認のおそれがあります。根拠と範囲をセットにできない最上級表現は、使わないのが安全です。
AIで記者に刺さる文面を作る
これらの押さえどころは、AIを使えば一人でも整えられます。
AIが対話で要点を整理して文面化
ソレダ!のプレスリリースAIは、質問に答えていくだけで、伝えたい要点を読者目線の文面に整理します。対話で作る詳しい流れは、プレスリリースをAIで作る方法で紹介しています。
そもそもニュースの切り口が要る
記者に刺さる文面には、その前に「ニュースの切り口」が必要です。「うちにニュースなんてない」と感じる場合は、切り口の見つけ方から始めましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 何を直せば取り上げられますか? A. 自社目線を読者目線のニュースに変え、客観的な事実や数字で裏づけることです。価値が最初の数行で伝わるかが鍵です。
Q. 「業界初」と書けば目を引きますか? A. 客観的な根拠と範囲(当社調べ、対象エリア、時点など)を明示できる場合に限ります。根拠や範囲があいまいなまま使うと、優良誤認のおそれがあり、かえって信用を損ねます。
Q. タイトルはどう付ければいいですか? A. 要点を具体的に伝えるのが基本です。誇張して期待させるより、中身が正確に伝わるタイトルのほうが、結果的に信頼されます。
Q. 料金はどれくらいですか? A. プレスリリース1件あたりの消費で考えるチケット制です。詳しい料金は公式サイトでご確認ください。
メディアに取り上げられるかどうかは、自社目線を読者目線に変え、事実で裏づけられるかで決まります。誇張で目を引くのではなく、本当にある価値を、正確に、わかりやすく伝える。それが、記者にも読者にも信頼されるプレスリリースの近道です。