システムの要件定義は、AIとの対話で整理できます。何のための・誰のためのシステムかを伝えると、AIが機能要件・非機能要件・画面構成などを洗い出してくれる——この流れなら、要件を言葉にできない方でも、たたき台を作れます。ただし、AIが出すのは発注前の一次整理(たたき台)であって、そのまま発注できる完成仕様書ではありません。
こんにちは。ソレダ!開発者の林直広です。私はシステム要件定義AIを自分で作って運用し、「アイデアをAIで一次整理し、開発会社と詰めてから発注する」という流れを実践してきました。その経験から、AIと対話して要件を整理する方法を整理します。
システムの要件定義は、AIとの対話で整理できる
システムの要件定義は、専門知識がなくても、AIとの対話で整理できます。やりたいことを伝えると、AIが要件の形に落とし込んでくれるので、頭の中のアイデアを言葉にしやすくなります。
「作りたい」はあるが、要件にできない
「こんなシステムがほしい」というイメージはあっても、それを要件として言葉にするのは難しいものです。何を機能として書けばいいか、どう整理すればいいかがわからず、開発会社への相談が進まない——よくある悩みです。
AIが目的を聞いて、機能・非機能・画面を整理
AIは、「何のために」「誰が使うか」を対話で聞きながら、必要な機能(機能要件)、性能や運用の条件(非機能要件)、画面の構成などを整理します。一人で要件定義書に向かうより、問いに答えていくだけで形になるので、ずっと進めやすくなります。
AIで要件定義を整理する流れ
AIで要件定義を整理する流れは、目的を伝える→AIが要件を洗い出す→人が確認、です。順に見ていきます。
何のための・誰のためのシステムかを伝える
まず、そのシステムが「何のためのものか」「誰が使うか」を伝えます。たとえば「予約管理を楽にしたい」「店舗スタッフが使う」といった具合です。目的が具体的なほど、AIの整理も的を絞れます。
AIが機能要件・非機能要件・画面/データ項目を洗い出す
伝えた内容をもとに、AIが機能要件(何ができるか)、非機能要件(速度やセキュリティなどの条件)、画面やデータ項目を洗い出します。抜け漏れに気づくきっかけにもなり、頭の中が一覧として見えるようになります。
できるのは「一次整理」、発注には開発会社と詰める
ここが大切な点です。AIができるのは、発注前の「一次整理」です。発注には、開発会社と詳細を詰める必要があります。
AIが出すのは発注前の一次整理(たたき台)
AIが出すのは、発注前の一次整理(たたき台)です。そのまま発注できる完成した仕様書ではありません。あくまで「アイデアを言葉にし、相談の出発点にするための土台」として受け取るのが正しい使い方です。
開発会社と詳細を詰める土台
整理した要件は、開発会社と詳細を詰めるための土台です。実現可能性(技術的に作れるか)やコスト(いくらかかるか)は、AIではなく開発会社と確認します。AIが整理した要件は「やりたいことの整理」であって、「技術的に検証済み」という意味ではない、と分けて考えます。詳しい活用法と注意点は、AI要件定義の活用法と注意点で扱っています。
よくある質問(FAQ)
Q. プログラミング知識がなくても使えますか? A. はい。やりたいことを言葉で伝えるだけで、AIが要件の形に整理します。専門用語を知らなくても進められます。
Q. そのまま発注できますか? A. いいえ。AIが出すのは発注前の一次整理(たたき台)です。発注には、開発会社と詳細を詰める必要があります。
Q. 開発会社には何を渡せばいいですか? A. 整理した要件のたたき台が、伝える材料になります。渡し方は、開発会社に伝える要件を整理する方法で紹介しています。
Q. 料金はどれくらいですか? A. システム要件定義は1回あたりの消費で考えるチケット制です。詳しい料金は公式サイトでご確認ください。
システムの要件定義は、AIとの対話で整理できます。やりたいことを伝えれば、機能・非機能・画面の形に落とし込めます。ただし、AIが作るのは発注前の一次整理(たたき台)まで。実現可能性やコストは開発会社と確認し、詳細を詰めてから発注します。まずは、作りたいシステムの目的をAIに伝えるところから始めてください。