面接では好印象だったのに、入社してみると印象が違った。面接で人柄や適性を見抜けず、採用後にミスマッチが起きる。多くの事業者が経験することです。本音や人柄を見極めるには、質問の仕方にコツがあります。
こんにちは。ソレダ!開発者の林直広です。この記事では、応募者の人柄や適性を見抜く面接質問のコツを紹介します。先にお伝えしておくと、ここで見極めるのは「仕事に関わる行動や価値観」です。家庭の事情や思想信条といった私生活・属性に踏み込むことではありません。その線を守ったうえでの「見抜き方」として読んでください。
なぜ面接で人を見抜けないのか
面接で見極めが難しいのには、原因があります。
用意した答えしか返ってこない
「志望動機は」「長所は」と聞けば、たいていは準備してきた答えが返ってきます。求職者も面接対策をしているので、定番の質問では建前の段階で止まってしまい、その奥にある本当の姿が見えません。
質問が抽象的で判断材料にならない
「協調性はありますか」と聞いても、「あります」と返ってくるだけです。抽象的な質問は、応募者の自己評価を聞いているにすぎず、判断材料になりません。
本音・人柄を見抜く質問のコツ
見極めの精度は、質問の作り方で大きく変わります。
過去の具体的な行動を聞く
人柄は、過去の具体的な行動に表れます。「協調性はありますか」ではなく、「チームで意見が対立したとき、実際にどう対応しましたか」と、過去の事実を聞きます。事実は用意した建前より具体的で、その人の行動の傾向が見えてきます。
「なぜ」を一段深く掘る
返ってきた答えに対して、「なぜそうしたのですか」と一段掘り下げます。表面的な答えの奥にある考え方や価値観は、この深掘りで見えてきます。一問一答で終わらせず、対話として掘ることが大切です。
たとえば「前職を辞めた理由」を聞いて終わるのではなく、「そのとき何を大事にして決めたのか」まで掘ると、その人が仕事で何を重視するかが見えてきます。答えの正しさを問い詰めるのではなく、考え方の背景を理解する姿勢で掘ると、相手も率直に話してくれます。
見極めるのは「仕事に関わる行動・価値観」
ここで一線を引いておきます。見極める対象は、あくまで仕事に関わる行動や価値観です。本音を引き出したいあまり、家庭の事情や私生活、思想信条といった領域に踏み込むのは、公正な採用選考の観点から避けるべきです。仕事に関係のない私的な領域は、人柄を見極める材料にはしません。
AIで見極める質問を準備する
見極めの質問づくりも、AIが助けてくれます。
AIが対話で見極めポイントを質問化
ソレダ!の面接質問シートAIは、自社が見極めたい点を聞いたうえで、それを引き出す具体的な質問に変えてくれます。対話で準備する詳しい流れは、面接質問シートAIの記事で紹介しています。
見極めようとして不適切質問に踏み込まないために
「本音を見抜きたい」という思いが、つい不適切な質問につながることがあります。何を聞いてはいけないかは、面接で聞いてはいけない質問で整理しています。見極めと、聞いてはいけない質問は、表裏の関係にあります。AIは仕事に関わる質問を中心に準備を助けますが、実際にどう聞き、何を評価するかの最終的な適切さは、雇用主が担保するものです。
よくある質問(FAQ)
Q. どんな質問なら本音が出ますか? A. 過去の具体的な行動を聞く質問です。「実際にどうしたか」を聞くと、用意した建前ではなく事実が出てきます。
Q. 圧迫面接なら見抜けますか? A. 逆効果です。応募者を追い詰めても本音は出ず、会社の印象を悪くするだけです。安心して話せる場をつくるほうが、本当の姿が見えます。面接は見極めの場であると同時に、応募者から選ばれる場でもあることを忘れないでください。
Q. 私生活を聞けば人柄がわかりますか? A. いいえ。家庭の事情や私生活は、人柄の見極め材料にはしません。見極めるのは、仕事に関わる行動や価値観です。
Q. 料金はどれくらいですか? A. 質問シート1件あたりの消費で考えるチケット制です。詳しい料金は公式サイトでご確認ください。
応募者を見抜くコツは、抽象的に問うのではなく、過去の具体的な行動を聞き、その理由を一段深く掘ることです。そして見極めるのは、あくまで仕事に関わる部分。安心して話せる場で、事実をたどっていけば、その人の姿は自然と見えてきます。